見た目の存在感
玄関先の大きな鉢に昨年移植した花、タイタンビカス。
2022年は、見事に咲きました。
高さは人の背丈ほどの約1.5m。・・・これでも小さい方だそうです。
大きな花弁、目に飛び込んで来る鮮やかなローズレッド。
花弁は18㎝もありました。
圧倒的な存在感です。
「ハイ」を超えて「タイタン」に
そもそも、名前の由来は、
ハイビスカスのような花姿から『巨神タイタン』にちなみ、その大きさから『タイタンビカス』と名づけられました。日本の園芸会社の作り上げた花です。
見事な開花リレー
この花の凄いところは、樹や花の大きさだけではありません。
朝開いた花は、夕方には萎れて落ちてしまいますが、
毎日次々と新しい花を咲かせます。
7~9月の3カ月もの間、毎日欠かすことなく、
リレーのようにバトンタッチし、違う位置で花をつけていきます。
力強い生命力
タイタンビスカスは、強健な宿根草。
冬に地上部は枯れてなくなりますが、
翌春には地中から再び力強い芽が伸び、
年々株が充実し大きくなります。
そして、毎夏には、多くの花を咲かせ続けます。
圧倒的な存在感です。
脱コロナの花・タイタンビスカス
このように、毎年、連日の開花を楽しませてくれるタイタンビカスは、
自己主張すると同時に、3年間のコロナ禍からの日常の復活を声高に叫んでいるようです。
私は元気いっぱい。皆も元気にな~れ、と
花言葉「元気」「希望」「明日への想い」は、ストライク!
言えて妙です。
おかえり!タイタンビカス
昨年は、次ぎから次へと咲いていたタイタンビカス。
今年2023年は咲き始めが遅く、一輪のみですがようやく咲き始めました。
猛暑の中、周りの植物が花の咲くのを控えめにしている中、
ひときわ存在感があります。
見守るタイタンビカス
花は朝咲くと夕方には萎んでしまいます。
儚いだけに咲くときは精一杯、存在を主張しています。
夏らしい真っ赤な大輪です。 深紅の花弁が5枚。
重なり合っている大きな花弁は周りの草花の仲間たちを見守っています。
役割を終えた花弁
夕方になると花は萎んでしまいました。萎んだ大輪の近くには、次の開花の順番を待っているかのように蕾がたくさん控えています。
酷暑の期間が9月まで続いても、あらたな大輪を見せてくれるでしょう。
【参考】
開花リレーの詳細
(順繰りの開花SHOW)
成長した株は、あちこちにたくさんの小さな蕾をつけます。
面白いことに、それらの蕾から一斉に花が咲くのではなく、一つの蕾が開花すると周囲の蕾は開花せず、先に開花した蕾に譲ります。
開花した花は夕方には萎んでしまう「一日花」です。そして翌朝には待っていたかのように別の蕾が開花します。
これが毎日繰り返され、次々と開花がリレーされていきます。
(あらたなSHOWの始まり)
用意された蕾がすべて開花してしまうと、今度は株自体が大きくなってゆき、新たな蕾群を作ります。そして、あらたな「順繰りの開花SHOW」が始まります。
これが7~9月の間に繰り返され、毎日位置を変えて連日花を咲かせます。