売電(量、料金)は、電気代と並んで、収支(費用対効果)、特に設置後10年の採算を割り出す要素ですので、実態を明らかにします。
月ごとの売電量
2020年8月から2022年7月まで2年間の東京電力への売電量を見てみます。
年ごとの売電量には若干さがありますが、この2年間の月ごとの傾向は同じです。
平均売電量の最大は2020年4月の14.9kwh、最少は2021年9月の7.2kwでした。
2倍もの差があります。
意外にも売電量は4月最大、9月最少
グラフで見てみます。
2~6月の早春が売電量が多く、7~12月は売電量が少ないのがわかります。
平均で一日10.5kwhの売電量。
月によって売電量は大きな差がありました。
意外にも、4月最大、9月最少の売電量でした。
必ずしも日差しの強く見える夏よりも春先の方が売電量が多いのが見て取れます。
7月以降が少ないのは、夏は昼間にエアコンを使って冷房している一方で、9~12月は冷房のためのエアコン使用がなくなっているからと想定しています。
また、11・12月にも売電量が多い理由は、冬は電気使用量も多いのですが、我が家では石油ストーブを併用していることに起因していると思われます。
売電料金で見ると
実際の東京電力への売電料金を見てみます。
月平均13,400円。
多い月で19,300円、少ない月で8,400円と2倍以上の大きな差があります。
使用料金は?
一方で、使用料金は、前回記載しましたように
月平均で13,400円
最大の月で21,600円
少ない月で10,100円でした。
売電料金が使用料金を上回っている2~6月
使用料金と売電料金を合わせたグラフをご覧いただくと、2月~6月は売電料金が使用料金を上回っていることがわかります。
太陽光発電量が多くなる早春の時期の健闘が目立ちます。
必ずしも夏の期間が高いイメージがありそうですが、そうではありません。
これは、太陽光パネルの発電の能力は、あまり高い気温では発揮できない特性にあることも起因しているようです。