太陽光発電システムや蓄電システムの導入を考えておられる方、電気の買取が終了(卒FIT)の方の参考になればとの思いで、太陽光に関する実際をシリーズでお伝えします。
太陽光発電開始から10年のビフォー・アフター
太陽光発電設備を設置したのは2012年。
この時の月間平均の電気使用料金は22,700円でした。
これに対し、10年経った今、2022年9月の電気料金は7,300円、買取は1,100円で差し引きの実質の電気使用料金は6,200円でした。
結果△16,500円となっています。
こうなった背景を含め、何回かに分けて紹介したいと思います。
具体的には、「電気使用(購入)量・料金」、「売電量・料金」、「太陽光発電量」、「蓄電池への蓄電量」、「天気との相関」です。
そして、太陽光発電を長期的に見た場合にどのような効果があったかを具体的に見てみたいと思います。
特に、収支(費用対効果)に関心のある方向けに、10年後の採算を実績に基づいて割り出しています。
太陽光発電設備設置の目的
当時の設置目的は、2つでした。
第一に、大地震発生時などの際に電力を確保するため。これは、防災の観点です。
第二は節電の観点です。
勿論、高価な投資ですので、節電に寄与することに越したことはありません。
ただ、投資効果を求めることを第一義にするのは、現実的ではありません。
太陽光発電システムについて、今までを振り返りつつ、現在・将来を見てみたいと思います。
まず、これまでの経緯から。
各種設備設置等の経緯
以下の経緯を辿って現在に至っています。
① 2012.7以前
東京電力の電化上手で電気を使用。(安価な深夜料金の有効活用)
② 2012.7 太陽光発電パネルを設置
同時に、エネキュート設備を設置
我が家はセキスイハイムの家です。
セキスイの勧めでシャープ製のパネルを南向きの屋根に設置しました。
パネルの設置状況ですが、家の屋根を空から見た場合の配置図は写真の通りです。
・29枚のパネル (イラストの下の部分がパネル)
・パネルの出力(仕様書による)
太陽電池容量:5.56kw
最大出力:4.5kw
・買取価格42円/kwh
③ 2022.3 蓄電池の設置
・京セラ製の屋内設置型の蓄電池。
・最大12kwhの蓄電ができる蓄電システム。
・太陽光発電兼用パワーコンデイショナ HBS-590
・コンパクト蓄電池ユニット12kwh LBN-1200
④○2022.7 東京電力の買取り終了
・セキスイの「スマートハイムでんき」に買取を切り替え
・買取価格:12円/kwh
(これまでの42円/kwhから下がりましたが、現時点では最高の買取価格)。
次回は、発電の背景として、家の電気使用量について述べます。