日別の発電量

太陽光発電の実態 ④発電量の推移(2022年)

 前回の売電量は、発電量から家庭での使用量を上回る量のものですから、発電がどのようになっているかを知ることは、収支(費用対効果)、特に設置後10年の採算を割り出すうえでも重要です。発電量の年間と通じた推移を明らかにします。

月間の発電量 春先が最も発電する

今年の上半期(4~9月)の太陽光発電量をまとめてみました。
上半期の月間の平均発電量は585kwhです。

一般的には7~8月の暑い夏の発電量が多いと思いがちですが、むしろ4、5月が高い実態でした。
特に5月は636kwhと最大でした。
これは、発電パネルの特性によるもので、気温が高すぎる夏は却って発電量が落ちるそうです。

さすがに6月は天気が不順だったせいか少し落ちています。
それでも500kwhを超えて発電しています。

また、9月は最少の521kwhでした。
気温の低下と今年の天候不順が影響して発電量は落ちました。

これから秋~冬にどのような発電になって行くのか引き続いてデータを取ってみたいと思っています。

2022年の月別の太陽光発電量
2022年の月別の太陽光発電量

一日あたりの発電量

ちなみに、月当たりの日数が違うので、1日当たりの発電量を出してみました。
傾向は変わらないですが、春先、4~5月の発電量が際だっています。

2022年の1日平均発電量
2022年の1日平均発電量

日別の発電量

もう少し詳しく、日別の発電状況を見てみました。
半年間(183日)の毎日の発電量のグラフを示します。

【特徴】

○最大の発電量の日は4/30に33kwhを発電しています。

○発電する日と発電しない日の差が大きいように見えます。

竹が高く伸びているように立っていますが、その隙間が見えます。
その隙間は雨の日で、雨の日は、発電が5kwh程度と期待できません。

一方で、グラフが伸びている日は10kwh以上の発電です。
10kwhは昼間(10~17時)の我が家の電気使用量を賄える量
ですので、曇りでも電気使用の足しにはなります。

日別の発電量
日別の発電量

20kwh以上発電する日は半数

一日当たりの発電量を紡ぎ出す日が、発電量ごとにどの程度の割合を見てみました。

これを見ると20kwh以上を発電している日は全体の49%で、ほぼ半数の日は20kwh以上を発電していたことがわかります。
11Kwh以上で見ても77%の日で発電していました。

1日当たりの発電量別日数
1日当たりの発電量別日数

次回は、9月の具体的発電量を記載します。

日別の発電量
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