- 2024年1月11日
最古のシャンパンメゾン、ルイナール・・・シャンパン・メゾン③
シャンパーニュで最古のシャンパンメーカーであるルイナール社を1729年に起こしたのはニコラ・リュイナール。その後継者がクロード・リュイナール。ローマ時代のカーヴの利用を始めました。ルイナール社は「シャルドネハウス」という愛称を付けられています。現在、同社はモエグループの傘下になっています。しかし、シャンパンの製造は独立していています。
シャンパーニュで最古のシャンパンメーカーであるルイナール社を1729年に起こしたのはニコラ・リュイナール。その後継者がクロード・リュイナール。ローマ時代のカーヴの利用を始めました。ルイナール社は「シャルドネハウス」という愛称を付けられています。現在、同社はモエグループの傘下になっています。しかし、シャンパンの製造は独立していています。
モエ・エ・シャンドンの創業は、リュイナールに次いで2番目の1743年です。ドイツ出身のネゴシアン、クロード・モエがルイ15世の公式の愛妾であるポンパドール夫人に贔屓にされました。 1792年、孫のジャン=レミ・モエはメゾンを34歳で継ぎました。彼はナポレオン1世と生涯の交友を持ちました。ナポレオンの後ろ盾を得て、モエの事業は発展したのです。 現在のモエ・エ・シャンドンは巨大なシャンパンメーカーになりました。シャンパーニュ地方で造られるシャンパンの2割弱をモエ・エ・シャンドンが占めていると言います。
英国のウィンストン・チャーチルはポル・ロジェのシャンパーニュは終生ポル・ロジェのパトロンとなり、ポル・ロジェの事業は劇的に好転していきました。その背景には、ポル・ロジェの経営者の妻であるオデット夫人の存在がありました。
映画007ではジェームス・ボンドがワインを片手にするシーンが必ずあります。そしてシャンパンは全てのシリーズで登場します。どんなシャンパンが登場しているのかを調べてみました。1作目の『ドクター・ノオ1962年』ではドンペリ1955年が出てきました。以来25作までに登場したシャンパンは、ドンペリ、ボランジェが圧倒的に多く登場します。テタンジェ、クリュッグ、ポメリー、ヴーヴ・クリコのわずかですが登場しています。「プロダクト・プレイスメント」と呼ばれる、映画作品中に商品を盛り込む手法によって宣伝効果を狙ったものと言えます。
シャンパンにまつわる宣伝や名言を紹介します。19世紀の終わりのウジェー ヌ・メルシエの巨大な大樽や熱気球。女性や著名人の名言は、ポンパドール、エリザベット・ボランジェ、ココ・シャネル、オードリー・ヘップバーン、マリリン・モンロー。、政治家・作家は、ウィンストン・チャーチル、ナポレオン1世、オットー・フォン・ビスマルク、ヴォルテール、オスカー・ワイルド。
シャンパーニュ地方のブドウ畑は5つの大きな地区に分かれており、最も遠い地区は200km以上離れています。大小の川が流れ、いくつもの丘(「コトー」)が連なり、さまざまな土壌と下層土からなります。この多様性が、数十年に及ぶ、各地区の栽培条件に適したブドウ品種の栽培を決定付けるものとなっています。5つの地区は以下です。
「シャンパーニュ」とラベルに記載できるのはシャンパーニュ地方の5つの県にまたがっています。マルヌ県(66%)、オーブ県(23%)、エーヌ県(10%)、オートマルヌ県、セーヌ・エ・マルヌ県ブドウ畑は格付けは、エシェル・デ・クリュ(1911年制定)という分類によって、村単位で格付けが行われています。ランクは特級とその下のランクの一級から5級までがあります。319の村がありますが。特級の村は17あり、一級の村は42です。特に、グラン・クリュはマルヌ県にあるモンターニュ・ド・ランス地区の9つの村、ヴァレ・ド・ラ・マルヌ地区の2つの村、コート・デ・ブラン地区の6つの村にあります。
シャンパンの泡についての様々な面白い事実を記載しています。・もし無重力の宇宙でシャンパンを飲んだら泡はどうなる?・月や木星では泡はどうなる?・泡があるシャンパンと泡がない白・赤ワインはどちらが香りを感じやすいか?・口紅の口でシャンパンを飲む泡はどうなる?・ビールの泡とシャンパンの泡は違う?
シャンパンの泡研究しているランス大学のジェラール・リジェ・ベレール物理学の先生の著した「シャンパン 泡の科学」にはシャンパンの泡について、泡の正体、発生のメカニズム、泡の香りへの影響など興味深い研究成果が述べられています。 例えば、「きれいすぎるグラスでは泡は立たない」「ビールの泡とシャンパンの泡は大きさや固さが違う」。この書で明らかになった意外なこと、好奇心をとてもかきたてられた内容を記載しています。
現代のシャンパンには様々な面があります。これまでの「そうだったのか!」シリーズでは、シャンパンの歴史的な経緯の中にある様々な意外な事実を述べてきました。今回からの「シャンパンの表と裏」シリーズでは、現代のシャンパンそのものの真実とその裏側にある蘊蓄や意外な側面を記載します。 シリーズ第一回目は「健康上の効能」と「泡の素敵な表現」についてです。